はじめに

大崎上島町へようこそ

 大崎上島町は、瀬戸内海のほぼ中央に位置する芸予諸島にあります。

 橋がかかっていない大崎上島を含む複数の島々から成り、平成15年に3つの町が合併して誕生した町です。本土とは、1日32便 30分弱のフェリーで行き来することができるため、離島でありながら比較的交通の便がよいことで知られています。

 昔から、九州と京阪神を結ぶ“風待ち潮待ち”の港として栄えた造船・海運業と、温暖な気候を利用した柑橘類を中心とした農業が島の基幹産業です。造船が活況な時期には人口が3万人に迫る時もありましたが、現在では約7500人が暮らしています。

 離島でありながら、多くの移住者が移り住み、民泊の修学旅行生も過去100校以上受け入れていることから、開放的な地域性が特徴の一つといえます。また、地元の高校、広島県立大崎海星高等学校だけではなく、船乗りを養成する国立広島商船高等専門学校や、国際バカロレアの広島叡智学園といった複数の教育機関があります。町としては、平成27年度から「長期総合計画」の重点政策として、「教育の島」プロジェクトを掲げて、「教育」による町づくりの取り組みを進めています。

大崎海星高校魅力化プロジェクトについて

 大崎海星高校魅力化プロジェクトは、島唯一の大崎海星高校が統廃合の危機に立たされたことがきっかけにスタートしました。県立高校でありながら、大崎上島町が地域とともに全面的にバックアップをして、生徒たちに“ここでしかできない学び”を提供しています。公営塾「神峰学舎」の開設による進学支援、教育寮「コンパス」設置による県外生徒募集、大崎上島独自のカリキュラム「大崎上島学」など、取り組みは様々です。

大崎海星高校で育てたい生徒像は次の3つに設定されています。

 ・自律した生活習慣を確立し、学び続ける姿勢を持ち、挑戦できる生徒

 ・人との関わりの中で他者を尊重し、自信を持って自分の意思を表現できる生徒

 ・大崎上島への誇りを持ちながら、地域や社会に貢献できる生徒

 学校だけではなく、行政だけでもなく、地域住民も学校づくりに関わっており、地域をフィールドに“社会と接続した学び”“個別最適な学び”が実践されています。


魅力化プロジェクト書籍 発売中!

『高校魅力化&島の仕事図鑑―地域とつくるこれからの高校教育』

大崎海星高校魅力化プロジェクト 編著

46判/並製/184ページ/定価1,800円+税

※本書籍の売上金は大崎海星高校の生徒の活動費に充てさせていただきます。